住みよい高倉を守る会とは


会の趣旨

入間市が推進する「公共施設マネジメント」(小中学校・公民館・保育所の統廃合)に対して、住民の立場から見直し、よりよい地域づくりについて考える人たちの集まりです。(老若男女・約20名)


発足の経緯

 筆者は2016年(平成28)夏、入間市が市役所建て替えと公共施設の統廃合を計画していることを知りました。
 その年の12月に市の説明会がありましたが、この時点では市役所と市民会館を複合化して建て替え、かなりの建築費がかかることが予測されました。また、市民会館・中央公民館の利用はどうなるのか、小学校や公民館の統廃合についてはよくわかりませんでした。
 2017年7月、入間市が広報で9地区を統合し、公民館・小学校・中学校の統廃合計画を発表しました。そこで「仮称・市役所の建て替えを考える有志の会」が主催する学習会が行なわれました。この時点でも、高倉地区のすべての公共施設がなくなるという認識はなく、切実感はまだありませんでした。
 入間市は、市内9地区に地域懇談会を組織し、各地域の有識者と呼ばれる人から意見聴取し、入間市の統廃合原案を説明しました。たったそれだけで市民の理解を得たと判断してしまい、計画を推進することになりました。

 黒須公民館での懇談会を傍聴し、高倉地域のすべての公共施設がなくなることをはじめて認識しました。地域が衰退する危機感を持ったのです。これは筆者だけではありませんでした。
 学習会を契機に、「市役所建て替えと公共施設の統廃合を考えるみんなの会」(以後、みんなの会)が結成され、会は「入間市は計画の早急な決定はストップせよ」と運動をおこし、署名活動を開始しました。筆者は会のメンバーではありませんでしたが、署名活動に協力しました。
 2018年3月、入間市は市民の声に押され、計画の決定を1年先送りし、市民に向けて徹底した説明を尽くすと発表しました。
 入間市は2018年5月から7月の間、4か所で「公共施設マネジメント(統廃合)」意見交換会を開催しました。豊岡地域では、産業文化センターで5月26日に実施されました。この日は土曜日の午前中に高倉小で行事があり、また開催の案内も不十分だったため、高倉地域の住民の参加は少数でした。
 この時点で、地域懇談会のメンバー、「みんなの会」の世話人であった溝上氏から「何とかしないと、入間市に自由に決められてしまう」と声をかけられました。そして、溝上氏が公民館館長にかけ合い、高倉公民館で意見交換会を開催する手はずをつけました。
 「みんなの会」の名称で緊急チラシを作り、5名ほどで高倉地域に2500枚配布しました。
 7月4日夜、高倉公民館の2階会場では、用意したイスがたりなくなるほどの賑わいで「計画を知らなかった」「不安だ、困る」という意見が続出しました。ところが入間市の対応は「ご理解を……」の一辺倒でした。
 住民の反対意見に力づけられ、有志が集まって何かできないだろうかと、9月7日の会合を提起しました。再び、2500枚のチラシを配布しました。当日、12名に参集してもらい感激しました。
 その後、名称を「住みよい高倉を守る会」に決定しました。
 願いは、高倉地域が子どもや高齢者が住みやすく、いつまでも安心して暮らせる地域になってほしいことです。現状は充分というわけではありません。子どもの遊び場、高齢者の集えるところ、防災、交通手段など課題はありますが、「住みよい高倉を守る会」としてこうした問題にも取り組めたらよいなと考えています。

住みよい高倉を守る会のメンバー

これまでの主な活動履歴

2018年7月4日、公共施設マネジメント意見交換会実施。
それに先駆け有志によって高倉地域に2500枚のチラシのポスティング。

2018年9月7日、第2回目の会合実施。
再び、チラシ2500枚ポスティング。
代表・副代表・書記・広報の役職が決まり会の総称を「住みよい高倉を守る会」に決定。
手分けして入間市議会議員に手紙を投函することを決定、実施する。
2018年10月3日、住みよい高倉を守る会オフィシャルサイト開設。

2018年10月05日、吉沢市議を招き第3回目の意見交換会を実施。
期限内に議員からきた回答がごくわずかという現実に一同強い失望を抱く。
市長との面談や市庁舎での抗議活動実施など様ざまな提案が出る。

2018年10月21日、4回目の意見交換会実施。
出版関係に勤める方が加わってくれた。
会のエンブレム(紋章)が決まった。
新たにポスティングするチラシのデザインや配布、投函方法も決まるなど、今後の方向性も定まりつつあり、会は成熟期を迎えた感があるが、引き続き門戸を開放し協力者・支援者・理解者を集う。
副代表が市長との面会を請願する。スッタモンダの末、10月31日までに回答する旨の約束を取り付けた。これをX dayと位置づけ、市長が拒否した場合は、より強固な作戦に出ることも決定した。

2018年10月22日、ブログを開設。

2018年11月10日、18時より5回目の会合実施。市長が面会拒否したとの報告。
意見交換会の実施を求める方向で確認した。第4弾チラシの草案が決定。

2018年11月17日、6回目の会合実施。
みんなの会からゲストを招聘し、たくさんのアドバイスを受けた。
9月に各市議に送った手紙のうち、ある会派の議員が「返事を口頭で伝えるため広報宅に訪問したが留守だった」と説明したが嘘だったことが判明。

2018年11月20日、 副代表がかねてより交渉していた臨時意見交換会の実施が決まる。

2018年11月21日、第4弾のチラシが完成し、ポスティング。

2018年12月1日、入間市公共マネジメント推進課を招いて臨時意見交換会実施。大盛況で終了。

2018年12月8日、臨時意見交換会の反省会と今後についての打ち合わせ。
毎週木曜日14:30~産業文化センターでスタンディング(歌による街宣活動)を毎週行なうことが決まった。

2018年12月16日、スタンディングで配布するチラシが完成。

2018年12月23日 ... 七区のS氏を招へいし、ファミール入間で会合&忘年会実施。

2018年12月27日、 産業文化センター前でスタンディング実施。参加したスタッフから一様に好感触だったとの報告。
また、市が主催する公共マネジメント事業説明会ですべての地区に市長が出席する意向という情報を得た。

2019年1月12日、 会合実施。大掛がかりな計画案が急浮上。署名活動を行なう方針に決まった。新たなチラシのポスティング開始。

2019年1月14日、大規模なスタンディングを実施。

2019年1月24日、ついに入間市公共施設マネジメント事業計画説明会実施。出席者数100名以上!

2019年1月27日、会合実施。住みよい高倉を守る会としての方針や声明文を出すことを検討。署名用紙が完成する。

2019年2月17日、会合実施。翌日の追加公共施設マネジメント事業計画説明会に向けての打ち合わせ。当日は動画撮影することとなった。署名が1200筆を突破!

2019年2月18日、追加公共施設マネジメント事業計画説明会。

2019年2月24日、会合実施。先週の追加公共施設マネジメント事業計画説明会の反省会。

2019年3月2日 、会合実施。署名数が2100筆余りに!

2019年3月7日、田中龍夫入間市長、斎藤埼玉県会議員議長へ2385筆の署名提出。

 

2019年6月15日、第1回入間市出前講座「公共施設マネジメントについて学ぼう」開催

 

2019年7月20日、第2回入間市出前講座「教育室長」(統廃合による教育と学区への影響)開催